他業種との連携で幅広いサービスを展開
NTTデータは、2016年の電力小売自由化により大きな成長が見込まれ、多くの参入が予想される新電力事業者向けのトータルサポートサービスを2015年6月11日より展開をしていることを発表した。
事業参入判断を始めとするコンサルティングサービス、顧客ニーズに応じたアプリケーションプラットフォームの提供、コールセンターやシステム運用・保守などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)という3つのサービスを柱に、他業種ビジネスとの連携などを行い、幅広いサービスを展開していく。
サービス内容の詳細
コンサルティングサービスでは、電力小売全面自由化により新たに市場に参入する新電力に対して、事業参入判断、業務設計、運営にあたっての戦略立案やマーケティング、事業拡大検討などの幅広い領域で、NTTデータグループの電力・ガス・水道などのユーティリティ業界における知見を生かしたコンサルティングサービスを提供する。
2番目のアプリケーションプラットフォームについては、外部機関との連携、認証・課金機能、共通データベースを備えたシステム基盤を提供する。このシステム基板上に、2016年4月以降、アプリケーションを順次追加していく予定。
新電力業者やさまざまなアプリケーションベンダーとともに、ニーズに応じたアプリケーションを追加・開発していくことで、電力データを活用した新サービスの提供を可能にするほか、節電ポイント付与により異業種との連携などを行う。
また、BPOサービスとしては、コールセンターの設置、事務処理、収納代行等の業務オペレーション、システム運用・保守などを提供していく。
また、これらを一元的な管理下で活用し、効果的な業務オペレーションを実現することで、競合との差別化を図るとともに、事業・顧客などの情報分析、戦略立案アウトソーシングサービス提供を可能とする。
ユーティリティ業界向けビジネスへの展開
今後は、アプリケーションベンダーを募集するとともに、NTTデータの新規ビジネスの創出を目的とした取り組みやノウハウも活用して、ユーティリティ業界の企業などを含めた実証事業なども実施していく。
NTTデータは、電力小売自由化向けのサービス全体で、2016年より5年間で累計150億円の売り上げを目指すとともに、今後見込まれるガス自由化等、ユーティリティ業界向けビジネスへの展開を目指す。
(画像はプレスリリースより)

NTTデータ ニュース
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/061102.html