ハイブリッド型住宅用蓄電システム
2016年12月12日、京セラ株式会社(以下、京セラ)は、積水化学工業株式会社(以下、積水化学工業)が開発したフィルム型リチウムイオン蓄電池(以下、電池ユニット)と、太陽光発電で充電できるハイブリッド型のパワーコンディショナ(以下、パワコン)を組み合せた、住宅用定置型リチウムイオン蓄電システムを開発したと発表した。
電池ユニットは、大容量12kWhクラスで業界最小の蓄電池とのこと。また、ハイブリッド型パワコンは、太陽光発電の電力を効率96%で効率よく充電できる。
なお、同蓄電システムは、積水化学工業が2017年1月2日から発売する新築住宅に採用される。
「太陽光発電連係型リチウムイオン蓄電システム」の主な特徴
電池ユニットは、積水化学が独自開発した電極塗工型絶縁材料を採用することで、高い安全性を実現している。しかも、室内設置タイプのため、外気の変化による電池の劣化を低減し、長寿命化に貢献する。
パワコンは、太陽光発電システムと蓄電システムのパワーコンディショナを一体化したもので、太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換させる必要がなく、直流のまま充電できるため、充電効率96%の優れた性能を実現している。
電池ユニットとパワコンをセットで導入し、長期間にわたり太陽光発電によるエネルギーを無駄なく使用することで、停電時の備えや将来の電気代変動という懸念の解消に寄与すると期待される。
(画像はプレスリリースより)

KYOCERA ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2016/1203_qtsk.html積水化学工業 プレスリリース
http://www.sekisui.co.jp/