2017年100%再生可能エネルギーに到達
グーグルは12月6日(現地時間)、世界のデータセンターとオフィスで使用する電力が、2017年に100%再生可能エネルギーになる、と発表した。
電力を長期・安定的に直接購入
グーグルは、大規模・長期契約で再生可能エネルギーを直接購入する最初の企業の1つだった。最初の契約は、2010年アイオワ州の114MW風力発電所から全ての電力を購入するものであった。
今日グーグルは、風力と太陽光発電エネルギーを2.6GW購入する世界最大の企業である。再生可能エネルギー購入額は、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックなどを大きく上回っている。
2017年に、グーグルのデータセンターとオフィスの両方を含むグローバルな事業の再生可能エネルギーを100%達成するために、毎年十分な風力と太陽光を直接購入する予定。また、今後再生可能エネルギー源からの新エネルギーに注力し、投資プロジェクトからのみ購入する。
過去6年間、風力発電のコストは60%、太陽光発電は80%下落し、再生可能エネルギーがますます最低コストであることを証明している。
電気代は、データセンター運用コストの最大要素の1つであり、長期・安定的な再生可能エネルギーを購入することで、エネルギーの価格変動に対する防御となる。
現在までの購買契約は、世界全体で35億ドル以上のインフラ投資をもたらしており、米国における投資の約3分の2に相当する。
再生可能エネルギーの範囲を広げる
近い将来、グーグルは事業の成長とともに、データセンターや重要な事務所がある地域からの再生可能エネルギーを直接購入することに重点を置く。また、風は24時間吹き続けることはないので、毎日毎時間利用可能ないろいろな再生可能エネルギーの購入に広げていく予定である。
(画像はプレスリリースより)

グーグルのニュースリリース
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