秋田県大仙市における木質バイオマス発電事業
2016年12月15日、株式会社タケエイ(以下、タケエイ)は、秋田県大仙市における木質バイオマス発電事業に関して、正式に事業の開始を決定したと発表した。
同社における木質バイオマス発電は、東北地方で青森県平川市、岩手県花巻市、福島県田村市、秋田県大仙市の4件となり、2018年の開業を予定している株式会社横須賀バイオマスエナジー(神奈川県横須賀市)とあわせ国内5件となる。
発電事業の概要
発電量は7,000kW程度で、一般家庭約15,000世帯の年間消費電力量に相当する。
売電方法として、固定価格買取制度による電力会社との直接契約、もしくは小売電気事業者との買取契約を予定しており、売電開始は2019年春頃となる。
総事業費は25億円程度になる。
なお、同事業スタートにより、雇用の創出による地元の活性化、エネルギーの補完、林業の活性化など、地域へさまざまな波及効果が見込まれる。さらに、地球温暖化の一因とされるCO2削減効果が期待される。
同バイオマス発電事業スキームについて
同事業では、植林・造林・素材生産から製材・販売まで一貫事業を行う「株式会社門脇木材」との協業の形をとり、同社製材工場の隣接地に発電所を建設し、発電・売電を行う木質バイオマス発電となる。
木質バイオマス発電の燃料は、門脇木材子会社の「株式会社秋田バイオマスチップ」において燃料用チップに加工・製造され、同発電所に供給される。
(画像はプレスリリースより)

タケエイ IRリリース
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