交流蓄電池電車
JR東日本秋田支社は、交流電化区間と非電化区間を走行できる、JR東日本で初めての新型交流蓄電池電車「EV-E801系」(2両1編成)を、男鹿線に投入すると発表した。
12月中旬から、秋田地区において性能評価や技術的検証を行い、来春、男鹿線で営業運転を開始する予定とのこと。
蓄電池駆動電車システムの概要
同車両の蓄電池駆動電車システムは、車両に大容量の蓄電池を搭載し、電化区間では通常の電車と同様に架線からの電力により走行、この際同時に蓄電池を充電する。一方、非電化区間では蓄電池の電力で走行するというものだ。
このため、従来の気動車のエンジンから発生する排気ガスがなくなり、二酸化炭素・騒音が低減される。
営業運用区間は、奥羽本線の秋田駅~追分駅区間と男鹿線の追分駅~男鹿駅区間になる。
秋田駅~追分駅の電化区間では架線からの電力により走行し、追分駅~男鹿駅の非電化区間では蓄電池の電力で走行する。なお、男鹿駅到着後は、男鹿駅に設置する専用の充電設備により走行に必要な電力の充電を行う。
(画像はプレスリリースより)

JR東日本 プレスリリース
http://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20161202-1.pdf