6ヵ所の既存施設の屋根上を貸し出し
名古屋市上下水道局は、同局が所管する既存施設の屋根上を借り受け、太陽光発電事業を実施する事業者を公募している。
今回対象となる施設は、守山水処理センター、植田水処理センター、空見スラッジリサイクルセンター、大治浄水場、西部管路センター、南部管路センターの6ヵ所。
事業に使用する施設の使用料を面積1平方メートルあたり年額で100円以上とし、年間使用量を算出して提案することが規定されている。
事業実施者は、原則として協定締結後1年以内に発電を開始し、事業期間は発電開始日から最大20年間とする。発電した電気は全量を電気事業者へ売電すること。
詳細な募集要項については、名古屋市上下水道局のホームページを参照のこと。
環境都市ビジョンの実現へ
名古屋市では、平成23年に第3次名古屋市環境基本計画を策定し、2050年の環境都市ビジョン「土・水・緑・風が復活し、あらゆる生命が輝くまち」の実現に向けて土台となる取り組みを示している。
具体的には、「健康安全都市」、「循環型都市」「自然共生都市」「低炭素都市」という4つの環境都市像を掲げた様々な施策が計画されており、その一環として、太陽光発電設備や太陽熱利用設備などの積極的な導入も実施されている。
こうした状況の中で、名古屋市上下水道局 では、再生可能エネルギーの普及拡大、エネルギーの安定供給に向けた分散型電源の確保、市民・事業者への普及啓発及び行政財産の有効活用を図るため、既存の局の所管する施設の屋根等を事業者に貸し出し、太陽光発電事業を実施する事業者を募集しているものである。

名古屋市上下水道局
http://www.water.city.nagoya.jp/