世界最安値2.99セント/kWhで電力購入契約を締結
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ電力・水道局(Dubai Electricity and Water Authority, DEWA)は11月29日、800MWの太陽光発電所モハメド・ビン・ラシッド・アル・マクツーム・ソーラー・パーク(ソーラー・パーク)の第3段階で、アブドバイ・フューチャー・エナジー社(マスダール)と電力購入契約(PPA)を締結した、と発表した。
スペイン企業、グランソラ―・グループを含むマスダール主導のコンソーシアムは、6月27日プロジェクトの入札者に選定され、kWhあたり2.99セントで受注した。
世界最大の単一サイト太陽光発電所を建設
ソーラー・パークの第3段階においては、独立発電事業者(Independent Power Producer、IPP)モデルに基づいて、800MWを生産するマスダールと電力購入契約を締結した。
第3段階は、2020年にドバイで開催される世界博覧会2020に合わせて稼働予定である。
ソーラー・パークの第1段階は、2013年に完了し、13MWを発電している。第2段階は、2015年に建設に着手した。
DEWAは、ソーラー・パークが世界で最も大きな単一サイトの太陽光発電所であり、2030年までに5GWの発電能力を持つことを計画している。
2050年クリーンエネルギーが75%を占める
DEWAは、ドバイ・クリーン・エネルギー戦略2050を達成するため、ソーラー・パークを含め多様なクリーンエネルギーが、2020年までにドバイの総発電量の7%、2030年には25%、2050年には75%を発電する計画である。
また、2030年までに1GWの容量を有する世界最大の集中型太陽光発電所(CSP)の建設プロジェクトも開始した。
(画像はプレスリリースより)

アラブ首長国連邦ドバイ電力・水道局のニュースリリース
https://www.dewa.gov.ae/