太陽電池や蓄電池の材料技術の研究
国立研究開発法人物質・材料研究機構(以下、NIMS)と、パナソニック株式会社は、「NIMS-パナソニック先端機能材料研究センター」を開設するための覚書に調印したことを発表した。
この研究センターでは、世界最高レベルの研究水準を有するNIMSの材料開発力や材料解析技術と、パナソニックの高い製品開発力や機能材料技術を融合させ、次世代をリードする先端機能材料研究の共同研究を行う。
具体的な研究テーマとしては、次世代太陽電池や蓄電池といったエネルギー関連の材料技術ならびにそれらを高度に解析する技術や手法などで、これらの研究といち早い実用化への貢献を目指していく予定だ。
産官連携で新たなイノベーションを創出
NIMSでは、企業との連携について、これまで、共同研究や技術相談、受託研究など企業や他機関との連携の窓口を設けることで、産学界との関係を深め、NIMSの研究成果や技術を社会に還元するように努めてきた。
さらに、今回の連携センター設立を、新たな産官連携のモデルケースとしての位置づけ、日本の電子産業界の国際競争強化、優位性確保に向けた新たな、大きな一歩とすべく取り組んでいく意向を示している。
一方、パナソニックは、さまざまなパートナーとの戦略的な提携で、これまでにない新たな価値の創出を目指しており、今回のNIMSとの共同研究では、先端材料研究における画期的なイノベーション創出を実現していくことを目指している。
(画像はプレスリリースより)

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)
http://www.nims.go.jp/news/press/2016/11/201611220.html