出力13.2メガワットの太陽光発電所
太陽光発電事業を手がけるEtrion社は、石川県小松市において、出力13.2メガワットの太陽光発電所を建設することに関して、三井住友信託銀行株式会社とプロジェクトファイナンス契約の合意に達したことを発表した。
Etrion社の最高経営責任者(CEO)であるMarco A. Northland氏は、日本で4番目の規模である、この小松市の太陽光発電プロジェクトのためにプロジェクトファイナンス契約を交わしたことを喜び、Etrion社にとってリターンが最も高い市場である日本において、日立ハイテクノロジーズと独自のパートナーシップを結び、新しいソーラープロジェクトを引き続き提供していく意志を示した。
三井住友信託銀行からプロジェクト費用を融資
太陽光発電所は、30.5ヘクタールの土地に建設され、北陸電力を経由して接続される。北陸電力との間で20年間の電力購入契約を締結し、1キロワットアワーあたり約32円で売電される予定。稼働後の年間発電量は、一般家庭4000世帯の消費電力に相当する14.2ギガワットアワーを見込んでいる。
発電所の建設工事は2017年2月に開始され、2018年第2四半期までに稼働する予定。
今回のプロジェクトの出資比率は、Etrion社が85.1%、日立ハイテクノロジーズが14.9%となっている。
総プロジェクト費用の約83%について、三井住友信託銀行からの融資によって資金調達され、残りの17%は、それぞれの持分に応じて、Etrion社と日立ハイテクノロジーズが負担する。
日本での太陽光発電事業を拡大
Etrion社は、イタリアの資産売却を進めるとともに、日本の太陽光発電市場において事業を拡大させており、稼働済みの発電所の合計出力が34メガワット、建設中は23メガワット、開発中は250メガワットとなっている。
また、日立ハイテクノロジーズとは、2012年に日本における太陽光発電プロジェクト開発・建設・運営するための開発契約に調印。この契約に基づき、EPC関連サービスの実施、O&Mの提供、資産管理関連サービスの提供などを行っている。

Etrion Corporation
https://www.etrion.com/dm/Press/pr_jap_21-11-16.pdf株式会社 日立ハイテクノロジーズ
http://www.hitachi-hightech.com/jp/