自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月06日(火)
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環境省の実証事業により日本初の燃料電池フォークリフトが豊田自動織機から発売

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環境省の実証事業により日本初の燃料電池フォークリフトが豊田自動織機から発売

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低コスト化、システム効率と耐久性が向上
環境省は、環境省事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」において、開発・実証が行われた技術を搭載し製作された、日本で初めての燃料電池フォークリフトの市販車両が、株式会社豊田自動織機により2016年11月から販売されることを発表した。

環境省
環境省では、CO2排出削減量の拡大および温暖化対策コストの低減を促すとともに、CO2排出削減技術が社会に広く普及することにより、低炭素社会の創出に資することを目指し、「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」で提案を公募し、毎年十数件程度の課題を採択している。

その中で、環境性、作業効率向上の観点からニーズの大きい燃料電池フォークリフトおよび最適化された水素供給用インフラについて、将来の水素社会の到来に向けて、豊田自動織機と岩谷産業株式会社が提案する「燃料電池フォークリフトの実用化と最適水素インフラ整備の開発・実証」が平成26年度に採択され、平成28年度までの3年間の予定で、技術開発・実証が実施されてきた。

今回は、燃料電池を産業車両で実用化する際の課題である、低コスト化、システム効率および耐久性の向上等を目指して進めてきた、燃料電池フォークリフト実用化開発・実証を踏まえて製品化されたものとなる。

市販1号車が関西国際空港に導入
また、燃料電池フォークリフトの市販1号車が、環境省補助事業「物流分野におけるCO2削減対策促進事業」を活用して、関西国際空港に導入され空港内の貨物運搬に使用される。

この燃料電池フォークリフトの使用にあたっては、「燃料電池フォークリフトの実用化と最適水素インフラ整備の開発・実証」で整備された水素インフラが活用される予定。

最適水素インフラ整備の開発・実証では、国内で初めて、燃料電池フォークリフト用水素ステーションから40MPa高圧水素配管を伸ばし、ステーションから離れた倉庫内にあるディスペンサーへ水素を供給するのに加え、複数の倉庫内にあるディスペンサーに水素を分散供給するシステムを構築することを目指してきた。

現在行われている、関西国際空港の国際貨物地区内における実証試験により、安全性・保全対策の確立、配管敷設方法の最適化を検討し、これら設備の仕様を確立したものである。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

環境省
http://www.env.go.jp/press/103236.html
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