水力発電の質問に対し、菅平発電所を例にあげて説明
長野県は11月17日、上田市立神川小学校の4年生10人が同日、「電気はどこから来るのかな?」をテーマとした「こども記者体験」で、県庁を訪問したと発表した。
小学生らは県職員に対し、日頃使っている電気はどのようにして作られているか、また、水力発電の仕組みと日本国内の水力発電の割合について質問した。
これに対し県職員は、同市を流れる神川の上流に位置する菅平発電所を例に説明した。
同発電所は菅平ダムの放流水を活用する発電所である。最大有効落差は276m、最大出力は5400kW。最大使用水量は、1秒あたり2.4m3。発電後の放流水は、かんがい用水や上田市の上水道用水として取水される。
同発電所は、小学校の上流域に位置していることもあり、小学生らは水力発電が身近なものだと感じた様子で、理解を示していた。
水力発電や手回し発電でジオラマ電車を走らせる体験も
そのほか、小学生からは、電気のスピードに関する質問や、電気をエネルギーとして活用できる理由についての質問があがったほか、住宅街に発電所が立地しない理由についても質問していた。
また、小学生らは、水力発電や手回しによる発電で実際にジオラマ電車を走らせる発電体験も行った。

長野県ホームページ
http://www.pref.nagano.lg.jp/長野県ホームページ 菅平発電所
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