遠隔地で防犯灯やラジオなどが使用可能
カナディアン・ソーラーは、アメリカNPO団体「GivePower財団」と提携しているNPO団体「Empowered by Light」と協力して、コンゴ民主共和国の「ヴィルンガ国立公園」に、同社の太陽電池モジュールを使用した太陽光発電システムを2016年8月に設置のうえ寄付を行ったことを発表した。
今回設置された太陽電池モジュールは、「CS6X-P」シリーズを使用したもので、出力は30キロワット。この太陽光発電システムによって、「ヴィルンガ国立公園」内3つのセキュリティ部門に電力を供給することができ、自然を保護するレンジャーが、防犯灯やラジオといった電化製品が利用できるようになる。
カナディアン・ソーラー、会長兼CEOのショーン・クー博士は、太陽光発電システムを提供することで、レンジャーの業務に役立つことを光栄に感じている、とコメントしている。
レンジャーの自然保護業務に貢献
「ヴィルンガ国立公園」は、コンゴ民主共和国の東部に位置するアフリカ最古の国立公園で、ユネスコ世界遺産に登録されており、絶滅危惧種や固有種であるマウンテンゴリラ、チンパンジー、オカピ等が多く生息している。
近年、今後における多くの野生動物は、コンゴ内戦や絶え間なく続く密猟によって絶滅の危機に追い込まれていたが、「ヴィルンガ国立公園」のレンジャーによる努力で、保護数は上回りつつある状況となっている。
さらに、今回のプロジェクトによって、公園のレンジャーが夜に太陽エネルギーを利用することができ、自然保護業務の一層の推進が可能となった。

カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社
https://canadiansolar.co.jp/2016/11/congo/