地域実践家育成研修会の各会場別詳細情報を発表
一般社団法人 日本木質バイオマスエネルギー協会は11月1日、平成28年度の「木質バイオマスエネルギー地域実践家育成研修会」について、各会場別詳細情報を追加したと発表した。
2012年7月から固定価格買取制度(FIT制度)が始まった日本では、木質バイオマスエネルギーを利用した発電事業が計画され、稼働を開始する発電所も増えているが、その多くは熱利用を伴わない事業となっていて、熱利用を中心に発達している世界的な流れとは異なっている。
また一方、木質バイオマスのポテンシャルに対しては、必ずしも十分に拡大しているとは言えない状況で、この背景に、熱利用の適切なプランニングを行うことのできる地域人材が不足しているとみている。
熱利用中心に木質バイオマス事業を進める人材を育成
このため、熱利用を中心とし地域で木質バイオマス事業を進める人材を育成するため、専門的な知識を座学やフィールドワークなどによって研修する「木質バイオマスエネルギー地域実践家育成研修会」を行い、地域での木質バイオマスエネルギー利用推進をサポートするとしている。
各地域の状況に応じ、関係者とネットワークを構築しながら「小規模な熱利用」事業を適切にプランニングできるよう、木質バイオマスエネルギー利用の全体像からボイラの選定方法、簡単な収支シミュレーション手法までを学習する内容のほか、実践活動に活かせるものとなっている。
各会場人員は最大20名(先着申込順)で、研修費は無料
なお参加対象者は、1)実際に木質バイオマスエネルギーの熱利用を検討中の人、2)都道府県か地域自治体の木質バイオマス推進に取り組む人、3)地元で木質バイオマスを利用、または実際に事業者として取り組みたいと考えている人、としている。
各会場人員は最大20名(先着申込順)、研修費は無料という。なお、宿泊費、食事代、研修施設への送迎費等が必要となる場合があり、地域毎の金額は異なるが総額で1~2万円程度で、詳細は事務局で回答するとのこと。
この参加申し込みは、下記サイトの「申込フォーム」を使用し、申し込み期限は、平成28年11月25日(金)となっている。

日本木質バイオマスエネルギー協会 プレスリリース
http://www.jwba.or.jp/2016/10/03/≪研修会 申込フォーム≫
https://ws.formzu.net/fgen/S25515062/