2020年めどに50MWクラスの風力発電所建設へ
ロシアの水力発電会社ルスギドロ傘下で、ロシア極東地域の電力・エネルギー供給を担う極東電力は、三井物産と風力発電事業を展開する見通しだ。
日本経済新聞は11月6日、
三井物産はロシアで風力発電事業に参入する。(引用:日本経済新聞)
と報じた。
総事業費は約200億円。2020年までに50MWクラスの風力発電所を建設し、最終的には出力100MW規模とする予定だ。風力発電プロジェクトにおいては、三井物産のほか、鉄骨や橋梁等の建設を手がける駒井ハルテックも参加する。
経済的な結びつきが強まる日本とロシア
近年、日本とロシアは経済協力関係が強まる傾向にある。
5月には安倍首相とロシアのプーチン大統領がロシアのソチで会談し、日本とロシアにおける経済協力推進について討議した。経済協力の主な内容として、エネルギー分野における協力推進や極東地域の産業進展、貿易の拡大などが盛り込まれた。
また、11月3日には世耕経済産業相とウリュカエフ経済発展相がロシアの首都モスクワで会談し、5月に協議された内容について議論を深め、優先的に実施するプロジェクト約30項目を掲げ、今後、随時実施していくことについて互いに確認した。

Tass
http://tass.com/economy/910652