埼玉県加須市に「加須PDセンター」開設、11月8日稼働
センコー株式会社は11月8日、埼玉県加須市中ノ目7に「加須PDセンター」を開設、同日に稼働させたと発表した。さらに、同センター屋根利用による大容量の太陽光発電・売電事業も開始している。
同センターは、約105万m2の敷地に延べ床面積約5万m2の施設として設置したもので、建物の両側には92台のトラックが接車できる高床式のトラックバースを設け、貨物の積み降ろしの効率を高めている。
また、天井を高めに設計し様々な貨物を効率的に保管できるほか、貨物の仕分けを行うソーターを設置して作業効率化を図っている。
屋根には発電能力2メガワットの太陽光発電装置を設置
なお新センターは、広大な屋根面積を活用することで、発電能力2メガワットの太陽光発電装置を設置し売電事業を行うといい、物流用途だけでなく再生可能エネルギー創出による環境への配慮を行っている点が注目される。
埼玉県北部エリアでは、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の桶川加納IC~白岡菖蒲ICが昨年10月開通し、首都圏各地へのアクセスや、各高速道路へのアクセスが良くなり、物流拠点のニーズが高まっている。
このため同社は、既に狭山PDセンター、西関東ロジスティクスセンターなど圏央道沿いに物流センターを開設していて、この新センターも圏央道と東北自動車道ICとのアクセスが良く、首都圏全域をカバーする物流拠点として、ユーザーの利便を図るものとなる。
また今後、同敷地を利用した2棟目の物流センター建設も計画していて、首都圏北部エリアでの事業基盤の強化を図るとしている。
(画像はプレスリリースより)

センコー株式会社 プレスリリース
http://www.senko.co.jp/jp/ir/pdf/20161108_202.pdf