日産自動車の「e-POWER」技術
日産自動車は11月2日、新しい電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したコンパクトカー「NOTE e-POWER」を発売した。
NOTE e-POWERはガソリンエンジンとモーターを融合した新しいパワーユニットである「e-POWER」を搭載しており、搭載されているガソリンエンジンは直接駆動系にパワーを伝えるのではなく、発電機を回すために使われている。そのため、一般的な電気自動車と違い、充電する必要がなく、100%モーターだけで駆動するのが特徴となっている。
通常の発進や走行時は高電圧バッテリーからの電力を使用し、バッテリー残量や車速に応じてエンジンを始動させるが、e-POWERは駆動系と直接つながっていないため、必要な電力を得るのに必要なエンジンの回転数で発電すればいいので、エンジン音が気にならない回転数に制御しながら充電を行うことができる。
また、減速時にはエンジンを停止し、回生ブレーキで生じた電力を高電圧バッテリーに蓄えるため減速エネルギーを無駄にすることもない。
優れた燃費性能
燃費に関してもリッターあたり、e-POWER Sで37.2km、e-POWER X、e-POWER MEDALISTで34.0kmとなっており、一般的なハイブリッド車と同等以上の燃費性能となっている。
リーフやNOTEなど、電気自動車に力を入れている日産だが、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell, 固体酸化物型燃料電池)や水素燃料電池車の研究開発も行っており、今後投入されるEVのラインナップにも期待したい。
(画像はプレスリリースより)

日産自動車
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