補助金交付の事業者は 豊田市の鈴木商館豊田事業所
水素エネルギーを活用した社会の構築を目指す愛知県は11月1日、燃料電池産業車両(フォークリフト)用水素供給設備に対する補助金(以下、同補助金)の申請を行った事業者に対し、同日、同補助金の交付を決定したと発表した。
補助金の交付が決定した事業者は、豊田市の株式会社鈴木商館豊田事業所だ。同社は東京に本社を置き、高圧ガスの製造・販売等を行っている。
県の補助金と環境省の補助金を活用すると、全額補助に
同補助金は、同県が今年度より新たに創設したものだ。同補助金の対象は、環境省に対し二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(以下、環境省補助金)の交付申請を行った者だ。
補助の対象となる経費は、燃料電池フォークリフトに水素を供給する設備の整備費の一部だ。なお、補助の対象となる条件としては、中小企業であること、環境省補助金の交付申請を行った設備であること、フォークリフトを自社構内のみで使用することだ。
環境省は、同様の事業に補助経費の3/4を補助していること、また、同県は補助経費の1/4を補助することから、環境省と県の補助金を両方活用することにより、経費の全額が補助される。
なお、愛知県は同補助金の申請を現在も随時受け付けている。詳細については、下記外部リンク「愛知県の水素・FCVに関する取り組み」を参照のこと。
問い合わせは、愛知県 産業労働部 産業科学技術課 新エネルギー産業グループまで。電話は052-954-6350。

愛知県ホームページ
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/san-kagi/hojo281101.html愛知県の水素・FCVに関する取り組み
http://www.pref.aichi.jp/