九州で電力の地産地消を目指す
エコスタイルは、2016年11月1日より九州電力管内での電力販売を開始する。対象はビルや学校、独立店舗、病院、介護施設、工場、宿泊施設、物流施設などだ。
同社は、九州エリアで太陽光発電所の設置や地熱開発の実績がある。これまでは東京電力管内、関西電力管内で電力を販売してきたが、九州電力管内に参入することで、「電力の地産地消」を推進する。
電気購入量と料金単価をW削減
特に注力するのは、自家消費型の太陽光発電と、同社が供給する割安な電力を併用する「自家消費型エコスタイルでんき」の販売だ。事業所の屋根などに太陽光発電システムを設置し、自家消費することで電気の購入量を抑え、足りない分は同社の「エコスタイルでんき」でまかない、電気料金単価を削減する。
「エコスタイルでんき」とは、同社専属気象予報士による高精度の需給予測と、自社の再生可能エネルギーによる発電事業によって、調達コストを抑え、安価な電力を安定的に供給するもの。
電力乗り換えの進まない九州で販売拡大
2016年4月の電力完全自由化以降、8月末までに東京電力管内では108万3100件の乗り換え(ベース)があったが、九州電力管内では約9万6700件にとどまっている(電力広域的運営推進機関による)。
エコスタイルでは「太陽光発電の設置は、地震など緊急時の非常用電源としても活用できる」として、従業員や地域住民の避難所としての役割もアピールしている。
(画像はプレスリリースより)

エコスタイル
https://www.eco-st.co.jp/archives/2956