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2025年05月05日(月)
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原子力規制委員会は、関西電力・美浜発電所3号機の工事計画認可申請を認可

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原子力規制委員会は、関西電力・美浜発電所3号機の工事計画認可申請を認可

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美浜発電所3号機の工事計画認可申請
2016年10月26日、関西電力は、原子力規制委員会より、美浜発電所3号機の工事計画認可申請について認可された。工事計画申請とは、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(炉規制法第43条の3の9)に基づく手続きで、原子炉設置変更許可申請における原子炉施設の基本設計に従ってなされた原子炉施設の詳細設計について、技術基準を満足していることを原子力委員会に審査していただくために申請していた。

工事計画認可申請書は、申請書氏名・名称、工事計画(基本設計方針、機器の仕様等を記載する要目表、品質管理方法)、工事工程表、変更の理由、および各機器の詳細な内容を記載した添付書類(添付資料、添付図面)で構成され、美浜発電所3号機の工事計画認可申請書の最終版は約68,000ページである。

今後、工事計画認可日等を反映した運転期間延長認可申請の補正書等について速やかに再提出する。
関西電力
工事計画認可の概要
設計基準は、基準地震動Ss(最大加速度)が993ガル、入力津波高さは水位上昇側の3号機取水口前でT.P.「プラス」4.2m、3号機放水口前でT.P.「プラス」3.8m、水位下降側の3号機取水口前でT.P.「マイナス」2.7mである。また、竜巻の最大風速は92m/sで、最大風速92m/sを安全側に切り上げた最大風速100m/sから設定した設計竜巻荷重に対して安全性を確認した。

認可設備は、美浜発電所3号機の約400設備である。主な設備は、原子炉本体(原子炉容器、炉心支持構造物)/核燃料物質の取扱施設及び貯蔵施設(使用済燃料ピットラック、燃料取替用水ポンプ、送水車、使用済燃料ピットポンプ)/原子炉冷却系統施設(蒸気発生器、主蒸気逃がし弁、余熱除去ポンプ、恒設代替低圧注水ポンプ、可搬式代替低圧注水ポンプ、原子炉下部キャビティ注水ポンプ、大容量ポンプ)/計測制御系統施設(可搬式空気圧縮機、原子炉下部キャビティ水位計)/放射性廃棄物の廃棄施設(絡納容器排気筒、蒸気発生器保管庫)/放射線管理施設(可搬型空間線量率測定、格納容器内高レンジエリアモニ夕、制御建屋送気ファン)/原子炉格納施設(原子炉格納容器、内部スプレポンプ、静的触媒式水素再結合装置、原子炉格納容器水素燃焼装置、放水砲用大容量ポンプ)/その他の発電用原子炉の付属施設(非常用電源設備、常用電源設備、火災防護設備、浸水防護施設、補機駆動用燃料設備、非常用取水設備、緊急時対策所)である。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1026_2j.html

添付資料
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/pdf/1026_2j_01.pdf


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