スマホを充電できる椅子型「ソーラー充電スタンド」開発
シャープ株式会社は10月26日、高効率な化合物太陽電池が発電した電気をスマートフォンなどの充電に利用できる椅子型「ソーラー充電スタンド」を開発したと発表した。
このほど、公益財団法人東京都環境公社が再生可能エネルギーの普及啓発に向けて推進する「シティチャージ普及促進事業」の設置事業者に応募し、採用されたもの。同公社を通じて、東京都内のコーヒーショップ3店舗に10月下旬より順次設置される予定という。
高効率な化合物太陽電池は約30%の高い変換効率を実現
開発した椅子型の「ソーラー充電スタンド」は、背もたれの裏側に人工衛星などに採用されている高効率な化合物太陽電池を搭載していて、約30%の高い変換効率を実現しており、テラス席など屋外に設置することで効率良く発電するという(座面後方にUSBの給電ポートを搭載)。
利用者は座ってコーヒーを飲みながら、手軽にスマートフォンなどを充電することができるほか、発電した電気は、座面の下に搭載した蓄電池に蓄えられるので、日照量が少ない時でも利用可能とのこと。また椅子型のため、移動も簡単に行える。
なお同社は、昨年も同公社の同事業の設置事業者に選定され、日本で初めての「シティチャージ」として、東京タワーの近くにソーラー充電スタンドを設置し、旅行者などから高評価を受けてもいる。
(画像はプレスリリースより)

シャープ株式会社 プレスリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/161026-a.html