EIAが米国の風力発電動向を公表
米国EIA(Energy Information Administration:エネルギー情報局)は10月26日、米国における風力発電の動向を公表した。
米国では2015年に風力発電のシェアが10%を超える州が11州となった。その中でアイオワ州が31.3%と最大で、サウスダコタ州25.3%、カンザス州23.9%でそれに続いている。また、テキサス州とニューメキシコ州は2016年には風力発電のシェアが10%を超える見込みとなっている。
風力発電のシェアは2001年以来増加を続け、2010年に2.3%であったシェアが、2015年の発電量が19万GWhとなり、米国でのシェアは4.7%となった。7月ベースの各年別のシェアを見ると2016年は5.6%となっている。
政策と技術向上で普及が進む再生可能エネルギー
米国では様々な政策と技術の向上により風力発電の普及を後押ししているが、その他の再生可能エネルギーでは水力発電は10州で10%のシェアを超え、カリフォルニア州の10%の発電を行っているコロラド地区では太陽熱や太陽光発電など実用規模の発電が行われており、再生可能エネルギーはシェアを伸ばしている。

EIA
https://www.eia.gov/todayinenergy/detail.php?id=28512