11月から調査井掘削を開始
株式会社レノバは、同社と、シグマパワーホールディングス合同会社、デナジー株式会社の3社による共同事業者グループが、北海道函館市恵山地域において、地熱資源調査のために調査井を掘削することになったとホームページで発表した。
今回調査を行うエリアは、北海道函館市恵山地域で、調査内容は、調査井掘削・坑井地質調査・物理検層・地質総合解析・温泉モニタリング、となっている。調査期間は、2016年11月~2017年2月の予定。
また、今回の調査は、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)によって、10月20日に発表された、平成28年度地熱資源開発調査事業費助成金交付事業の助成金を活用する。
地域の自然環境と調和
レノバは、経営理念として「グリーンかつ自立可能なエネルギーシステムを構築し枢要な社会的課題を解決する」を掲げ、既にメガソーラー発電所を複数開発しており、風力発電、地熱発電、バイオマス発電といった再生可能エネルギーについても開発を推進している。
そして、日本が世界で第3位の地熱資源量を誇る地熱資源大国であることから、安定的に発電を行うことができる貴重な電源として地熱発電に注力しており、現在、九州地方および北海道にて地熱発電所の事業化検討を行っている。
事業の推進にあたっては、地域の温泉・自然環境と調和する、長期にわたって持続可能な地熱資源開発の実現を志しており、今回の地熱資源量調査についても、地域関係者や函館市・北海道などと継続的な連携を図りつつ、理解を得ながら進めていく意向を示している。

株式会社レノバ ニュースリリース
http://www.renovainc.jp/news/2016/1031-2106.html