関西電力の所有地に建設
関西電力株式会社のグループ会社である株式会社関電エネルギーソリューションは、同社が兵庫県宍粟市で建設工事を進めていた「山崎太陽光発電所」が、11月1日より営業運転を開始したことを発表した。
この発電所は、約4ヘクタールという関西電力が所有する広大な敷地に建てられており。発電出力は1,980キロワット、年間発電電力量は、一般家庭約900世帯の年間電気使用量に相当する約280万キロワットアワーを想定している。また、年間で約1,400トンのCO2排出量削減が期待されている。
エネルギーの安定供給・経済性・環境保全を目指す
関電エネルギーソリューションは、関西電力のグループ会社として、エネルギーのプロである技術力とエンジニアリング、豊富な経験とノウハウを活かし、未利用エネルギーや自然エネルギーの導入・有効活用を通じて、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献してきた。
再生可能エネルギー電源の開発にあたっては、安全確保を大前提に、エネルギーの安定供給・経済性・環境保全という3つの「E」の同時達成を目指す「S+3E」の観点から、積極的に推進を図っており、当面の目標として、2030年に50万キロワット程度の再生可能エネルギー電源の開発を目指している。
これまで、太陽光発電は、8ヵ所の発電所が稼働中で、今回の山崎太陽光発電所は9番目となり、合計の発電規模は7.87万キロワットとなっている。
また、風力発電所は2ヵ所で稼働中であり、合計の出力規模は1.80万キロワット、バイオマス発電は、混焼発電の1ヵ所が稼働中、通常バイオマス発電の1ヵ所は2016年12月に運転開始の予定だ。
さらに、水力発電は、1ヵ所が稼働中であり、その他の既設水力設備の更新を2015年4月から開始し、2021年まで継続して行っていく予定となっている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社関電エネルギーソリューション
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