11月1日より 国内モニター向け販売を開始予定
兵庫県姫路市に本社を置き、モーターやポンプの製造・販売を行う三相電機は10月24日、東京に本社を置くアシアティック・エンジニアリング・ジャパンとの共同開発により、小型水力発電機(以下、新製品)を製品化したと発表した。
新製品は、1分あたり300Lの水量と有効落差10~12mの条件があれば、200Wの出力が可能となる。また、発電量が最大となる条件は、1分あたりの水量が450L、有効落差が18.5m~21mの場合で、最大発電出力は750Wとなる。
商品名は「小型水力発電ポンプ」で、11月1日より国内向けモニター販売を開始する予定だ。
水量と有効落差が確保できれば、工場排水も利用可能
新製品の特長は、水車と発電機が一体化構造となっており、軽量で簡単に設置でき、しかもスペースを必要としない点だ。さらに、永久磁石型同期発電機を採用していることから、高効率のエネルギー回収が可能となっている。
発電機が起動する水量と有効落差が確保できれば、河川やため池はもちろん、空調設備の循環水や工場排水設備の残圧が利用できる場所に設置することができる。
新製品は、工場でのエネルギー利用はもちろんのこと、災害時に非常用電源としての利用が期待されている。

三相電機(プレスリリース)
http://www.sanso-elec.co.jp/