農林水産省において、認定証が授与される
新潟県十日町市は10月20日、10月5日に同市がバイオマス産業都市に認定されたと発表した。また、10月20日には、農林水産省において認定証の授与式が実施され、礒崎農林水産副大臣より認定証が授与された。
バイオマス産業都市とは、地域資源を活用し、また、環境に優しく災害に強いまちづくりを目指す都市のことで、平成25年度より内閣府や総務省など、関係7府省が共同で推進している。
もみ殻や間伐材など、バイオマス資源を有効活用へ
十日町市におけるバイオマス産業都市構想は、循環型社会の構築と災害に強いまちづくりのほか、同市の森林資源を活用し、林業を含む総合的な産業振興の実現を目的とした内容となっている。
同市では、もみ殻や間伐材など、未利用バイオマスの利用率が2014年時点で81%となっているが、今後は間伐材の利用率を高め、2024年の段階で未利用バイオマスの利用率を90%に引き上げる目標と掲げている。
また、バイオマスの有効活用により、CO2排出量が年間約1万3000トン削減される見通しであるほか、廃棄物の処理量が年間約2500トン削減できる見通しだ。
バイオマス産業都市に認定された同市は、長きにわたって住み続けられるまちづくりを目指すとしている。

新潟県十日町市 業務案内
http://www.city.tokamachi.lg.jp/十日町市バイオマス産業都市構想の概要
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