F長柄太陽光発電所の建設
2016年10月27日、株式会社NTTファシリティーズは、千葉県長生郡長柄町長柄山字宿原1199-5外に建設する「F長柄太陽光発電所」の安全祈願祭を実施した。工事開始日は2016年10月27日で、発電開始日は2017年3月下旬の予定である。発電所の設置容量は1,905.12kW、想定年間発電量は約1,984MWhであり、一般家庭消費電力の約550世帯分に相当する。
サイトの一部には、太陽電池アレイを東西向きに設置し発電量を向上させる「FソーラーパッケージMタイプ」を導入する。太陽電池アレイを南北向きに設置する従来の工法と比較して導入部分の太陽電池パネル設置容量約25%(0.9MW→1.1MW)、推定年間発電量約15%の増加を実現できる。
FソーラーパッケージMタイプ
本商品は、施工性や保守性を損なうことなく太陽電池アレイをM字型に配置する工法(以下、M字型アレイ工法)を採用したシステムを構成する太陽電池モジュール、専用架台やパワーコンディショナ(PCS)等をパッケージにしたもので、2016年6月に販売を開始した。また、特許出願中である。
本商品の特徴として、これまで太陽電池パネルは南北方向へ傾斜させて配置することが一般的だったが、M字型アレイ工法では東西方向に配置することにより、隣接パネルの影を避けるための離隔が不要となり、従来の南北方向への配置と比較して、敷地面積あたりの太陽電池パネル容量が20~40%増加する。
また、太陽電池パネル容量を増加させるだけでなく、方位毎に発電電力を最適に制御可能なシステム構成とすることにより、敷地面積あたりの年間発電量が10~30%向上する。
さらに、太陽電池パネル、架台、PCSがユニット化されているため、設計の手間を大幅に簡略化でき、ワンストップで主要物品を提供するので、お客様は複数社から調達する煩わしさがなくなる。
(画像はプレスリリースより)

NTTファシリティーズ ニュースリリース
http://www.ntt-f.co.jp/news/2016/161027.html商品詳細ページ
http://www.ntt-f.co.jp/campaign/f-solarm/