アミタのバイオガス施設が1周年を迎える
アミタホールディングスの事業会社として環境戦略支援サービスを展開するアミタ株式会社は、宮城県南三陸町のバイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」が、2016年10月で1周年を迎えた事を伝えた。
メタン発酵技術を使い電気や液体肥料を地産地消化
2015年10月より稼働を開始した同施設は、メタン発酵技術により南三陸町から出る生ごみやし尿処理汚泥等を100%資源化するもので、電気をはじめ熱エネルギーや液体肥料などを創り出す役割を担っている。
同施設で創り出されたバイオガスの生成過程で、副産物として生み出される液体肥料は、同町の田畑に利用され、電気などと共に地産地消として循環される。
また大規模な災害が発生した場合に、電機や熱が地域のエネルギー供給源となる事も期待されており、災害に強い町作りの基盤となっている。
世界が注目する地域の資源循環モデル
こうした町に密着した同施設では、1年間で1,000名を超える見学者希望者を受け入れてきている。その中には町内の小学校や地域住民だけでなく、南三陸町から離れた大学の講義の一環として、或いは教育機関の環境学習の場として利用される場合も含まれている。
またこういった事業モデルは企業のCSV事例として注目を集め、官民連携で地方創生を図る企業からも視察があり、さらには国内だけでなく他国の行政機関からの視察依頼も多数あるという。
アミタでは今後、同事業のような地域の資源循環モデルを、他地域へと積極的に展開していくとしている。
(画像はプレスリリースより)

アミタホールディングス株式会社 ニュースリリース
http://www.aise.jp/news/releace/161025_bio_1st.htmlアミタホールディングス株式会社
http://www.amita-hd.co.jp/