地域のバイオマス活用事業推進へのヒント
経済産業省近畿経済産業局は、11月17日に「バイオマス産業セミナーin福知山」を開催することとし、参加者を募集している。
昨今、環境保護や、また地域活性化を目指した地域資源の活用を目的として、再生可能エネルギーの導入が推進されており、特に、各地域で豊富に存在するバイオマスは、持続的に再生可能かつカーボンニュートラルであるという優れた特性を持っていることから、大きく注目されている。
一方で、バイオマスは、低コストでの収集や競争力を持つ商品開発が困難であるなど、事業化への課題も存在している状況だ。
そこで、今回のセミナーは、事業を検討している事業者や地方自治体に向けて、地域のバイオマスを活用した新商品・サービスの開発や、地域活性化を検討するにあたっての大きなヒントになることが期待される内容となっている。
取り組み事例や施策などを紹介
セミナーの開催日時は、2016年11月17日木曜日、13時30分から17時まで。場所は、京都府福知山市篠尾真町にあるサンプラザ万助の3階会議場で、定員は100名程度、参加費は無料となっている。
プログラムは、第一部の基調講演が、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク 副理事長の竹林征雄氏による「バイオマス利活用技術を活用した地域振興に関する今後の展望」。
また、地域計画建築研究所(アルパック)役員 大阪事務所副所長の畑中直樹氏による「バイオマスを用いた地域活性化の事例」の取り組みや、近畿農政局担当者による「バイオマス産業都市の推進について」の施策が紹介されることとなっている。
さらに、第二部では、福知山市 市民人権環境部 環境政策室担当者による「福知山市におけるバイオマス利活用の取組について」の施策紹介と、佐賀市環境部バイオマス産業都市推進課参事の井口浩樹氏による「バイオマス産業都市さが ~藻類産業の集積を目指して~」の講演が行われ、近畿経済産業局環境・リサイクル課担当者による「 近畿地域の次世代型バイオマス利活用技術に関する大学等知財活用調査事業」のねらいが説明される。
参加申し込み方法等、詳細については、経済産業省近畿経済産業局のページを参照のこと。

経済産業省近畿経済産業局
http://www.kansai.meti.go.jp/