自然エネルギーニュース・コラム
2025年05月06日(火)
 自然エネルギーニュース・コラム

ユーラスエナジー、フィンランドで風力発電事業を開始

太陽光
省エネ
バイオマス
電力小売
水力
風力
行政
地熱
テクノロジー
海外
コラム

ユーラスエナジー、フィンランドで風力発電事業を開始

このエントリーをはてなブックマークに追加
総出力27,500キロワット
株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、オランダ企業が保有するフィンランドの2つのウインドファームを譲渡されたことを発表した。

ユーラスエナジーホールディングス
この2つの発電所は、オランダABN AMRO銀行傘下のファンドMaas Capitalと、オランダの大手風力発電開発業者であるYARD ENERGYグループが保有していたもので、ヘルシンキから北側に300キロメートル離れた南ポフヤンマー県に立地するもの。

1つは、2015年操業開始のKankaanpäänmäki(カンカーンパーンマキ)発電所で、ラガウェイ社製の風車3基が設置され、出力は7,500キロワット。2つ目は、2016年操業開始のMustaisneva(ムスタイスネヴァ)発電所で、風車は8基、出力は20,000キロワット。売電先は、Axpo Finland(アクスポ フィンランド)となっている。

ヨーロッパでの事業拡大へ
同社では、これまでヨーロッパにおいて、イギリスで2ヵ所、スペインで15ヵ所、イタリアで3ヵ所、ノルウェーで2ヵ所の風力発電所を操業。今回のウインドファーム譲渡によって、フィンランドでは初めての風力発電所が稼働することとなる。

フィンランドは、寒冷な気候のために暖房用のエネルギー需要が大きく、製紙・パルプ、冶金産業などエネルギー多消費型産業が立地し、国民1人あたりの一次エネルギー消費量は世界でもトップクラスであるが、一方、エネルギー資源に恵まれておらず、石油・天然ガス・石炭は、輸入に依存しているため、エネルギー安定供給の確保はエネルギー政策上の中心的な課題であり、政府は2030年までに再生可能エネルギーの割合を50%にするという目標を掲げている。

同社グループは、今回のフィンランドにおける風力発電所取得を足がかりに、ヨーロッパにおけるさらなる事業展開を進めていく意向を示している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社ユーラスエナジーホールディングス
http://www.eurus-energy.com/press/index.php?id=253
Amazon.co.jp : ユーラスエナジーホールディングス に関連する商品
  • Jパワー、秋田県にかほ市で「にかほ第二風力発電所」の建設工事を開始(8月1日)
  • ソーラーフロンティア、戸建て住宅購入検討者対象に家庭のエネルギー意識を調査(7月30日)
  • 広島ガスと中国電力、新会社設立しバイオマス混焼発電事業を実施(7月30日)
  • 生駒市、地域エネルギー会社『いこま市民パワー株式会社』を設立(7月30日)
  • エーオンジャパン、太陽光パネルメーカーの出力保証をバックアップする保険スキームを開発(7月30日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->