バイオマスガス化発電の実証試験に向けた起工式
10月12日、ヤンマー株式会社(以下、ヤンマー)はミャンマーでバイオマスガス化発電の実証試験を開始するため起工式を行ったと発表した。
起工式にはミャンマーの農業・畜産灌漑省大臣と在ミャンマー日本大使が参列している。
大量に発生するもみがらを有効活用
ヤンマーでは、バイオマスガス化発電の実証試験を国内各地で行いノウハウを蓄積。同社のバイオマスガス化発電技術により毎年ミャンマーで大量に発生するもみがらを有効活用し、地方電化に貢献できる可能性に着目した。
2017年度の実証実験開始を目指しており、ミャンマーのパートナー企業であるMAPCO(Myanmar Agribusiness Public Corporation)と積極的に連携を図るとのこと。
安定した電力供給が課題
ミャンマーは東南アジアの農業大国。米はミャンマーにおける主要な輸出品目だ。
ミャンマーのGDPの3割が農業を占める。2013年度の米の生産量は年間2877万トン。海外への輸出量が130万トンで、人口の約6割が農業分野に従事している。
ミャンマーでは水力を中心とした電力供給が約7割と高く、地方
を含めた平均電化率が3割弱。安定した電力供給が課題となっている。
(画像はプレスリリースより)

ヤンマー株式会社プレスリリース
https://www.yanmar.com/