固定価格買取制度で売電
南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)は、大阪府泉南郡岬町淡輪の社有地において、太陽光発電所「南海淡輪発電所」を建設、10月14日から発電を開始したことを発表した。
発電所は、9,351平方メートルの敷地に建設され、1,728枚の太陽光パネルが設置された。発電能力は、約500キロワットで、年間発電量は、一般家庭約180世帯分に相当する64万2,000キロワットアワーと予想している。
今回の事業では、南海電鉄が発電事業者となり、発電した電力は全量を、固定価格で電力会社に売電することとなっている。
環境重視の経営方針
南海電鉄グループでは、「地球環境保全」を企業の使命の1つと認識し、すべての事業活動を通じて環境への影響を常に配慮し、自然環境にやさしい社会づくりに向けた事業を展開。
また、事業活動以外にも、環境保全活動として、昭和52年頃からスギ・ヒノキの植林を開始し、その後も計画的な植林や、枝打ち・間伐などのボランティア活動などを実施している。
こうした「環境重視」という経営方針に基づき、再生可能エネルギーの普及・拡大を進めており、すでに、グループの住之江興業株式会社が施設を所有している大阪のボートレース住之江の敷地において、太陽光発電事業を開始している。今回の「南海淡輪発電所」は、それに続く2例目の案件である。
(画像はプレスリリースより)

南海電気鉄道株式会社
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/161012.pdf