英国の洋上風力発電規模は世界最大
原子力発電所の新設に中国が出資するという話題がメディアを賑わせていた英国だが、洋上風力発電では世界トップの規模を誇っている。
現在も大型のプロジェクトが進んでいるが、三菱重工業とデンマークのヴェスタス社の洋上風力発電設備合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、英国のアバディーン洋上ウインドファームで知られる英国のEuropean Offshore Wind Deployment Centre(EOWDC)が、スコットランド沖で計画する出力9万2,400kW級の洋上風力発電プロジェクト向けに、世界最大出力8,000kW級の洋上風力発電設備を11基受注したと9月30日に発表した。
パワーモードで定格出力8,000kWを8,400kWにアップ
MHIヴェスタスはEOWDCに、パワーモードを使うことで定格出力8,000kWを8,400kWまで高めることができるV164-8.0MWを世界で初めて納入すると共に、最大20年間の保守サービスも提供する。英国ワイト島には従業員約280名の工場が2015年5月より稼働しており、今回洋上風力発電用ブレードの生産を行う。

三菱重工業
http://www.mhi.co.jp/news/story/160930.html