発行済み株式の86.6%を取得
電気興業株式会社は、小型風力発電機を主力商品とするゼファー株式会社の発行済み株式の86.6%について、株式会社産業革新機構から譲渡する契約を締結したことを発表した。
電気興業では、新たな事業領域における売り上げ拡大を目指し、情報・インフラ・環境・海外分野について注力し、新製品の開発や新規顧客の開拓を実施している。
そうした戦略の中で、風力・太陽光・水力・バッテリー等エネルギーに関する機器の開発・製造・販売・設置、さらに、機器の輸出入やコンサルティングやメンテナンス業務を行うゼファーの株式を獲得することによって、自然エネルギーの普及を通じた社会貢献にも取り組んでいく意向を示している。
太陽光発電や風力発電関連製品を展開
電気通信と高周波関連事業を取り扱う電気興業は、鉄塔・鉄骨製作で培った技術を基盤として、環境に配慮した新たな製品の開発・製作を開始し、LED航空障害灯の販売・設置工事・メンテナンスに加え、地球温暖化防止対策の一環として、自然エネルギーを利用した発電設備にも取り組んでいる。
太陽光発電関連では、屋外設置型の太陽電池パネルを支える架台について、計画から製作・据え付けまで実施、また、風力発電設備にも着目し、小電力から大電力までの各種風力発電タワーの開発、設計、製作も行っている。
同社では、今後も、太陽光発電設備の敷地形状など固有の条件に考慮したり、風力発電設備では、顧客のニーズに対応する低コストで高品質のタワーを提供したり、状況に応じたカスタムな業務を展開していく予定である。

電気興業株式会社
https://www.denkikogyo.co.jp/