合わせて4,000メガワットアワー
埼玉県は、県内の中川水循環センターと小山川水循環センターにおいて、敷地を活用した太陽光発電を開始したことを発表した。
三郷市にある中川水循環センターの発電能力は、1.9メガワット、本庄市にある小山川水循環センターの発電能力は、1.8メガワット、2つのセンターを合計した、年間発電量は、一般家庭約800世帯分に相当する、約4,000メガワットアワーを想定している。また、年間で約2,000トンの温室効果ガス削減も期待されている。
中川水循環センターでは、既に平成23年度末から小水力発電を開始しており、今回は太陽光発電を開始、さらに、平成30年度末からは、下水汚泥を活用したバイオマス発電も計画されている。
県有地や屋根貸しによる太陽光発電
埼玉県では、再生可能エネルギー、分散型エネルギー、水素エネルギーなどの普及拡大に向け、各種施策に取り組んでいる。
その中で、平成24年7月1日から固定価格買取制度が施行されたことに伴い、メガソーラー事業に取り組む動きが増えており、県の所有する施設や土地にも積極的にメガソーラーなどの設置を進めている。
現在まで、大里郡寄居町の埼玉県環境整備センター埋立跡地に約2.6メガワットの「三ヶ山メガソーラー発電」、行田市の行田浄水場に、約1.2メガワットの発電施設、長瀞射撃場に、約1.2メガワットの発電施設などが建設されている。
さらに、県内市町村の取り組みとして、調整池や埋立完了地などにおけるメガソーラー建設や、市庁舎・学校・公民館など公有施設の屋根貸し事業なども行われている。

埼玉県
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