北海道から鹿児島県まで16地域
農林水産省は、関係7府省と共同で推進しているバイオマス産業都市について、新たに16地域を選定したことを、10月5日のプレスリリースにて発表した。
今回選定されたのは、北海道では、知内町(しりうちちょう)、威子府村(おといねっぷむら)、西興部村(にしおこっぺむら)、標茶町(しべちゃちょう)の4都市。
さらに、青森県平川市(ひらかわし)、岩手県一関市(いちのせきし)、宮城県加美町(かみまち)、新潟県十日町市(とおかまちし)、富山県南砺市(なんとし)、静岡県掛川市(かけがわし)、愛知県半田市(はんだし)、京都府京丹波町(きょうたんばちょう)、福岡県糸島市(いとしまし)、 大分県国東市(くにさきし)、 鹿児島県では、薩摩川内市(さつませんだいし)と長島町(ながしまちょう)の2都市、合計で16都市となっている。
認定式は、10月20日15時から、農林水産省本館7階で行われる。
バイオマス活用で地域創生
バイオマス産業都市とは、地域に存在するバイオマスを原料に、収集・運搬、製造、利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、地域のバイオマスを活用した産業創出と地域循環型のエネルギーを強化することで、地域の特色を活かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち、むらづくりを目指す地域である。
平成25年度から、内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省が共同で選定し、バイオマス産業都市構想の具体化に向けた取組を推進している。
これまで、平成25年度は2回の選定で合計16地域、平成26年度は6地域が選定されている。
今回は、バイオマス産業都市構想の募集に応募のあった地域について、有識者で構成するバイオマス産業都市選定委員会がヒアリングを行ったうえで決定した推薦案を踏まえたうえで、新たに16地域が選定された。

農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/bio_s/161005.html