自然エネルギー発電施設設置や省エネ機器の供給
株式会社ウエストホールディングスは、ASEAN諸国において、省エネ機器の設置サービス「ウエストのエスコサービス」を展開することなどを目指し、タイ王国に現地法人会社を設立したことを発表した。
新しい会社は、ウエストインターナショナルタイランド(WEST International(Thailand)Co.,LTD.)で、資本金は3,000万円、ウエストホールディングスが49%の株を持つ。
同社は、タイに進出している日本企業に対し、省エネ(LED 照明・空調)、創エネ(太陽光発電)、畜エネ(蓄電池・EMS)に関わるサービスをワンストップで提供し、エネルギーソリューションから経営改善に貢献していく考えだ。
取り扱うサービスは、太陽光を利用した発電装置の設置と販売や、自然エネルギーによる発電施設や設備、システムの企画・設計・施工・管理・販売など。電力の卸供給事業と、そのノウハウの提供やコンサルタント業務や、省エネルギーとCO2削減に関するコンサルタント業務も行う。
タイのエネルギー問題解決に貢献
ウエストグループは、全国各地の自治体と協働し、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーを地域に活力を与える産業として位置づけ、エネルギー事業を基軸に多岐にわたる事業を展開、他産業の活性化・雇用の創出・経済の循環などを目指し、地域創生を推進している。
同社は、これまで、日本全国において、メガソーラーを213ヶ所建設し、産業用太陽光発電システムを約6,000ヶ所、住宅用太陽光発電システムを約55,000 件、地方自治体と連携した太陽光発電の屋根貸し事業 82ヶ所などの実績を持つ。
また、LED 照明、空調機器の設置など様々な省エネ施策をご提供する「エスコ事業」も展開しており、グリーンエネルギーの普及と同時に、省エネサービスを展開することで、CO2削減を推し進めている。
一方、タイでは、電力需給の圧迫が続いており、エネルギー省は、資源の維持をエネルギー政策課題の 1 つとして挙げている。
課題を解決する施策として、年間 2,000メガワットの省エネルギーを目指し、LED 照明を積極導入、また、発電燃料における天然ガスの依存率を 20~30%程度に減少させ、石炭や再生可能エネルギーに変換していく指針を示している。

株式会社ウエストホールディングス
http://www.west-gr.co.jp