NEDOからの受託事業
三菱電機株式会社は、株式会社NTTファシリティーズが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)から受託した省エネ実証事業に対し、HVDC(High Voltage Direct Current)給電システムを納入したことを発表した。
納入製品は、DC-UPS(無停電電源装置)が4台で構成されたHVDCシステム「MELUPS DECO(メルアプス デコ)」(DC-UPS 4台構成)と、PV用変換器とバッテリ用変換器を含むHVDC対応パワーコンディショナー3式で、実証実験が行われている、アメリカテキサス大学オースチン校に納入した。
リチウムイオン電池との連系運転で省エネ
このシステムの大きな特長は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池との連系運転により、高効率な給電を実現したこと。平常時は、太陽光発電電力や商用電力によりリチウムイオン電池に蓄電し、停電や太陽光発電量が不足した場合には、リチウムイオン電池から電力が供給される。
また、太陽光発電システムが発電する際にも、その発電量に応じて、DC-UPSの稼働数が最適に制御されるとともに、直流給電方式のシステムのため、交流・直流変換の回数が削減されることで、システム変換効率97%を実現している。
さらに、出力分岐盤の分岐ブレーカー収納ユニットにプラグイン構造を採用することで、電源供給状態でも、収納ユニットの追加・撤去・交換作業が安全に実施できることとなっている。
(画像はプレスリリースより)

三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0926-b.html