電車のブレーキ時に発生する電力を、駅の電力として活用
JR東日本新潟支社は9月27日、新潟市の信越本線新津駅を「エコステ」モデル駅として整備すると発表した。着工は10月を予定しており、2017年3月の使用開始を目指している。
「エコステ」とは、再生可能エネルギー等の環境保全技術を導入する取り組みだ。
主なエコメニューとして「蓄電池付駅舎補助電源装置」(以下、同装置)がある。電車のブレーキ時には、モーターが発電機として動作することにより回生電力が発生するが、通常、回生電力は近くを走行する電車が活用している。
同装置を導入することにより、走行している電車だけでは活用しきれない回生電力を駅の電力として利用することが可能となり、省エネが実現する。
新津駅のCO2排出量 年間127トン削減へ
そのほか、同駅では全照明をLED照明とするほか、駅舎の空調機器に高効率空調機器を導入する。また、鉄道林間伐材や炭など、自然素材を活かした待合室にリニューアルするなど、多くのエコメニューが導入される。
同社では、同駅のCO2排出量について、2014年度と比較して約127トン、率にして約42%の削減を見込んでいる。
(画像はプレスリリースより)

JR東日本 新潟支社(プレスリリース)
http://www.jrniigata.co.jp/