東芝 2014年よりトルコに地熱発電設備を納入
電機メーカー大手の東芝は9月13日、トルコの電力大手ゾルルエナジーグループより、同国南西部に位置するクズレデレ第3地熱発電所2号機向けの蒸気タービンおよび発電機(以下、同設備)を受注したと発表した。
同設備はフラッシュ型で出力は約5万kWだ。同設備の納入は2017年7月より開始される予定で、運転開始は2017年12月を予定している。
東芝は2014年、ゾルルエナジーグループのアラシェヒル地熱発電所向けに発電設備一式を納入した。また、昨年末にはクズレデレ第3地熱発電所1号機向けの発電設備一式を受注した。現在、同社は1号機向けの発電設備の製造を進めている。
今回の2号機向け発電設備の受注により、トルコにおける東芝のフラッシュ型地熱発電設備のシェアは、約48%となる見通しだ。
電力需要増が見込めるトルコで発電事業を積極展開
人口の増加が続くトルコでは、電力需要の増加が見込まれることから、今後、発電所が数多く建設される見通しだ。東芝は今年1月、ゾルルエナジーグループと地熱・火力・水力発電所の建設における協業の覚書を締結したことから、今後、トルコにおいて積極的な発電事業を展開する予定だ。
同社は、高効率なコンバインド型地熱発電システムの受注拡大と、地熱発電所の運転保守業務であるO&Mサービスを提供するとしている。

東芝(プレスリリース)
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