台風10号の被災に関する対応を発表
8月31日、太陽光発電協会は台風10号の被災に関する対応を発表した。
墜転落・落下や感電に注意
被害に遭った太陽光発電システムはすべてまたは一部が機能不全という状況になっているものと推測される。
太陽電池モジュールや機器・配線が被災すると絶縁性が低下し、予期しない箇所に電流や電圧が印加されている場合があり充分注意する必要がある。
また、光が当たると発電するため、電力系統側を遮断したりパワーコンディショナを停止させたりしても、直流側のケーブルや機器端子は充電されている状態となる。
巡回・点検・操作等の作業に当たっては「労働安全衛生法」及びその関連省令に基づいて安全な作業を行い、特に屋根や屋上などの高所作業においては、墜転落・落下事故及び感電事故防止のため、十分注意する必要がある。
安全な服装で作業を
安全対策としてヘルメット・ゴーグル・マスクを着用すること、高所作業時は安全帯・命綱を着用すること、工具等の落下防止のため腰袋を着用すること、安全靴又は滑り止め・釘等の踏み抜き防止効果のある長靴などを着用するようにとのこと。
特に作業場所や機器に浸水が残っている場合は雨具や長靴など身体が濡れない服装とし、必要に応じて絶縁衣や電気用高圧ゴム長靴を着用するようにと呼びかけている。

太陽光発電協会プレスリリース
http://www.jpea.gr.jp/pdf/t151009.pdf