公道で試乗も可能
神奈川県では、9月22日の祝日に、横浜赤レンガ倉庫にて、燃料電池自動車などを展示し試乗もできる「究極のエコカーが勢ぞろい!試乗イベント」を開催することを発表した。
同イベントは、2013年から4年連続で開催されており、水素を使用する燃料電池自動車(FCV)や電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)が展示され、公道での試乗もできるもの。
その他、超小型FVや電動バイクの会場内での試乗や、EVからの給電デモンストレーション、水素ディペンサーの展示なども行われる。
公道で試乗できる車両(同乗試乗を含む)は、FCVでは、トヨタ自動車の「ミライ」、本田技研工業の「クラリティフューエルセル」、EVでは、テスラモーターズの「model S」、日産自動車の「リーフ」、日本エレクトライクの「エレクトライク」、BMWの「i3」、三菱自動車工業の「i-MiEV」、メルセデス・ベンツの「スマートed」、PHVでは、Audiの「A3 Sportback e-tron」、BMWの「330e」、フォルクスワーゲンの「Passat Variant GTE」、三菱自動車工業の「アウトランダーPHEV」、となっている。
その他、様々なエコカーが展示され、場内での試乗も可能。
FCVを公用車に
神奈川県では、「かながわスマートエネルギー計画」を策定し、「再生可能エネルギー等の導入加速化」、「安定した分散型電源の導入拡大」、「情報通信技術(ICT)を活用した省エネ・節電の取組促進」、「地域の特性を活かしたスマートコミュニティの形成」、「エネルギー産業の育成と振興」という5つの基本政策を掲げている。
この中で、「安定した分散型電源の導入拡大」の施策として、次世代エネルギーとして期待される「水素エネルギー」社会の実現に向けて、燃料電池自動車の普及を推進しており、県の公用車として、トヨタ自動車の燃料電池自動車「ミライ」を、横浜市とともに県内で初めて公用車として導入した。
そして、普及啓発活動の一環として、今回のイベントや、FCVの仕組みなどについてのチラシを作成するなど、積極的な施策を展開している。

神奈川県
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