微細藻類培養プール 2018年めどに3000m2以上へ
微細藻類の研究開発・販売等を展開する株式会社ユーグレナは9月1日、国内最大級の燃料用微細藻類培養プール(以下、同プール)を三重県多気郡多気町に建設すると発表した。
同プールの建設は、同社と中部プラントサービス、三重県および多気町の協同による「バイオ燃料用藻類生産実証プロジェクト」(以下、同プロジェクト)によるものである。
建設場所は同町の多気クリスタルタウン内。なお、同プールは、2018年をめどに総面積3000m2以上に拡張する予定だ。
燃料用微細藻類を大規模かつ低コストで生産へ
同プロジェクトにおいては、経済産業省資源エネルギー庁の「平成28年度 微細藻類燃料生産実証事業費補助金」を活用する。
同社は、中部プラントサービスが今年6月に運転を開始した木質バイオマス発電所、多気バイオパワー(以下、同発電所)の隣接地に、微細藻類の研究、培養を行う設備を建設する。
同発電所から排出される排ガスや排水、排熱を利用することによって、燃料用微細藻類を大規模かつ低コストで生産する技術の確立を目指す。
実証は今年10月1日より開始し、2019年3月31日までを予定している。

ユーグレナ(プレスリリース)
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