2017年以降の日本国内におけるPKS需要増に対応
再生可能エネルギー事業等を展開する株式会社省電舎(以下、省電舎)は8月29日、マレーシアで物品輸送・保管・供給事業を展開するSAID社との間で、日本の需要家向けPKS(パームヤシ殻)輸出に関する販売代理店契約を締結したと発表した。
省電舎はこれまで、国内のバイオマス事業者向けとして、主にインドネシアからPKSの調達を進めてきたが、2017年以降、国内におけるPKSの需要増が見込まれることから、同社はPKSの安定供給力、品質管理能力を有するマレーシアのSAID社と販売代理店契約を締結した。
SAID社の大規模な屋根付き倉庫により、安定品質で供給可
SAID社はマレーシア東部のクアンタンと南部のジョホール州に、1万トン超の保管能力を持つ屋根付き倉庫を有することから、安定した品質での供給が可能となる。
また、SAID社と省電舎は、日本の指定需要家への独占交渉権を省電舎に付与する販売代理店契約を締結した。それに伴い、今後、SAID社日本営業所を立ち上げる。
同社は当初、年間3万トンから5万トンの取扱を行い、5年目以降は年間10万トン程度の取扱を目標としている。

省電舎(プレスリリース)
http://www.shodensya.com/wp/wp-content/