風車15基の大規模発電所
株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、南米のウルグアイに建設した2件目の風力発電所が、8月から本格稼働したことを発表した。
この風力発電プロジェクトは、フランスを拠点とする再生可能エネルギー事業者であるAkuo Energy SAS(アクオ)と共同で開発を推進したものである。
発電所は、ウルグアイ首都のモンテビデオから北にあるフロリダ県にあり、1基あたり3,300キロワットのヴェスタス社製風車を15基設置している。総出力は4万9,500キロワットで、事業会社はGlymont S.A.、発電した電力は、ウルグアイの国営電力会社に売電する。
中南米や韓国、アメリカなどに事業を展開
ウルグアイでは、政府の補助金なしに、10年足らずで、CO2排出量を大幅に削減しており、現在、国の総発電量において、風力などの再生可能エネルギーが95%を占めている。風力発電の導入量は、2015年末で84万5,000キロワットであり、さらに2018年までに150万キロワットを導入する目標を掲げている。
また、ユーラスエナジーグループは、ウルグアイにおいて、既にラバジェハ県のミナスに1件目の風力発電所を操業させている。ミナス風力発電所は、出力が4万2,000キロワットで、ウルグアイにおける同社グループの設備総出力は9万1,500キロワットとなる。
また、同社グループが北南米において展開している、太陽光発電所と風力発電所合わせての総出力は、71万750キロワット。
同社は、今回の風力発電所の操業を足がかりに、中南米におけるさらなる事業展開、また、南半球のオーストラリアへの進出、韓国やアメリカにおけるメガソーラーの事業展開も推進していく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社ユーラスエナジーホールディングス
http://www.eurus-energy.com