優先交渉者選定結果を発表
8月22日、北九州市は「響灘地区におけるバイオマス専焼火力発電所設置・運営事業」の優先交渉者を選定するための企画提案公募を行い、優先交渉者を選定したと発表した。
事業の実施能力と燃料集配基地との連携等を総合的に審査
学識経験者等で構成された事業者評価委員会による企画提案書及び応募者プレゼンテーションの評価・意見を参考にして北九州市が事業の実施能力と響灘西地区で計画中のバイオマス燃料集配基地との連携等を総合的に審査し、優先交渉者を選定したもの。
選定の結果、バイオマス専焼火力発電所運営実績とノウハウがあり響灘東地区において混焼式の「ひびき灘石炭・バイオマス発電所」建設中のオリックス株式会社(以下、オリックス)と、計画の実現可能性と資金調達の確実性が高い株式会社MOT総合研究所(以下、MOT総合研究所)が優先交渉権を得ている。
実績と確実性が高評価
オリックスでは、燃料集配基地の運営主体への資本参加を検討。燃料調達に関して、商社経由の調達等により燃料調達の確実性を高めている。
総投資額の3割を同社の自己資金を充当し、その他はプロジェクトファイナンスを活用する予定であり、その組成実績が十分であると判断された。
MOT総合研究所は、既に再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の設備認定を取得するとともに系統連系に関する協議を完了する等で計画の実現可能性が高いと判断された結果の優先交渉権獲得となった。

北九州市ホームページ
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kou-ku/30300003.html