避難所とボランティアの活動拠点
FA向けアルミ製機器製品と機械装置の設計開発と製造、販売を行うSUS株式会社は18日、静岡県菊川市との間で、「災害時における避難所等施設利用に関する協定」を締結したことを発表した。
この協定は、地震その他による災害発生の日から7日以内を目途に、SUS静岡事業所の敷地内にあるソーラーカーポートなどを、災害時に避難所ならびに復興支援ボランティアの活動拠点とし、書類倉庫兼防災倉庫を備えて、菊川市に提供するものである。
駐車場を個室型避難所に
このソーラーカーポートは、2,520平方メートルの広さの、太陽光パネルを用いた屋根と架台からなる屋外駐車場システム。災害などの非常時には、屋根の下にベニヤ板で床を貼ってテントを張り、避難住民が宿泊できる緊急仮設テントハウスとして活用することができる。
また、避難場所の課題となる、設置速度や広さ、プライバシー、コストなどに対して、このソーラーカーポートは、テント生地と床材を使用することで、プライバシーを守りながら十分な生活スペースを確保できる「個室型」の施設を短時間で設置することが可能だ。
同社は、このソーラーカーポートについて、売電や自施設での利用という用途に加え、災害時利用や地方自治体との協力によるCSR活動としての活用を、全国の商業施設に対して提案していく意向を示している。
また、今回の契約締結を受けて、今後も菊川市と円滑な連携を図り、災害対策に取り組んでいく予定である。
(画像はプレスリリースより)

SUS株式会社 ニュースリリース
http://www.sus.co.jp