家庭、企業、行政が一体となって節電に取り組む
長野県は8月18日、さわやか信州省エネ大作戦「ピークカットチャレンジ」の実施結果を発表した。
同県では、県民総ぐるみの節電・省エネルギー対策として「さわやか信州省エネ大作戦・2016夏」に取り組んでおり、平成22年度比で最大電力10%削減を目標としている。
また、7月27日は、平成22年と今年の気温や湿度、天候が近似していることから、同日を「ピークカットチャレンジデイ」と位置付け、家庭や企業、行政などが一体となって節電に取り組んだ。
電力消費量の削減率は目標を大きく上回る
中部電力のデータによると、昼間のピーク時間帯(午後1時から午後4時まで)の最大電力は、3時間の平均で平成22年が約272.7万キロワット、今年が約226.0万キロワットとなり、46.7万キロワットの削減となった。
率にすると17.1%の削減で、目標としていた最大電力10%の削減に成功した。
事業所では、冷房設定温度28度の徹底や不要な照明の消灯などに取り組んだほか、県機関では、空調時のブラインド利用徹底、パソコンの省エネモード設定や不在時のパソコン電源OFFなどに取り組んだが、それらの取り組みが功を奏したと言える。
そのほか、暑い時にエアコンの効いた施設を利用できる「クールシェアスポット」の利用をうながしたことも、最大電力削減に貢献した形となった。
また、同県には、ピークカットの意義を周知するため、継続的なピークカットチャレンジを実施することが重要との意見も寄せられた。

長野県 環境部(プレスリリース)
http://www.pref.nagano.lg.jp/ontai/