地熱発電所の稼働は、世界で16か国目となる見通し
マレーシアのメディアによると、同国のボルネオ島に位置するサバ州において、同国初となる地熱発電所が2018年をめどに稼働するという。
地熱発電所の稼働は、世界で16か国目となる見通しだ。同発電所の開発は、タワウ・グリーン・エナジーによって行われ、同州のタワウ市近郊に建設される。
出力は30メガワット、発電された電力は、固定価格買取制度によってサバ・エレクトリシティに売電される。
地熱発電所稼働で、年間20万トンのCO2削減に
地質学者らの調査によると、タワウ市の近郊、アパス・キリに位置するマリア山に、地熱エネルギーを確認したという。実際に掘削したところ、深さ約1450メートル付近に地熱貯留層が存在していたとされる。
現在は、地熱発電所用の2本の生産井が完成しており、3本目の生産井が掘削されている。また、同発電所の稼働によって、年間20万トンのCO2削減が見込まれている。
なお、同国政府が発表した第11次マレーシア計画によると、2020年末の同国の再生可能エネルギー発電量は2080メガワットに達し、全体の発電量に占める再生可能エネルギーの割合は、7.8%に達すると予測している。

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