「蓄電池制御の高度利用研究開発」がNEDO公募に採択
株式会社Looopは8月10日、アリョール株式会社との共同で申請したテーマ「蓄電池制御の高度利用研究開発」が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「新エネルギーベンチャー技術革新事業」の燃料電池・蓄電池分野・フェーズC「実用化研究開発」として採択されたことを公表した。
この事業は、ベンチャービジネスの活性化と新エネルギーの自立的な発展を加速するため、NEDOが再エネ分野での委託・助成を行うものとなる。
太陽光発電などの再エネ普及促進と有効活用のため、供給の不安定さを補う手段として蓄電池の必要性が高まっているが、蓄電池普及のためには、初期導入費用を下げるほか、費用対効果を高める必要がある。
太陽光発電電力を消費しながら蓄電池制御で電気代減に
また、電力小売「Looopでんき」を提供する同社としては今後、各家庭に向け柔軟な料金プランを追加することで、トータルで経済性を高めることを狙いとしている。
事前のシミュレーションでは、蓄電池の最適な制御(夜間の安価電力を蓄電し昼間に併用など)により、太陽光発電での電力をフルに自家消費しながら電気代を減らせることが確認できたという。
この研究開発により同社では、2017年に蓄電池システムの販売開始を目指している。

株式会社Looop プレスリリース
https://looop.co.jp/info/2016/20160810