東北電力へ売電
BCPGジャパン株式会社は、秋田県にかほ市大竹地区において、太陽光発電所「AKITA NIKAHO発電所」の操業を開始し、8月4日に竣工式を執り行ったことを発表した。
この発電所は、大森部落牧野農業協同組合や金浦大竹牧野農業協同組合などが所有する、261,520平方メートルという広大な事業用地に建設された。
出力量は13.16メガワットで、年間発電量は、約2,700世帯の消費電力に相当する1426万6000キロワットアワーを想定している。トリナソーラー社の太陽光発電パネル42,800枚と東芝三菱電機産業システム株式会社のパワーコンディショナーを使用し、大和ハウス工業株式会社が設計・施工を行った。
発電所の建設に必要な資金は北都銀行、羽後信用金庫、秋田信用金庫、秋田県信用組合から、プロジェクトファイナンスで調達しており、発電した電力は、全量を東北電力株式会社へ売電する。
合計出力26メガワットの太陽光発電所を建設
BCPGジャパンは、タイの石油関連企業、Bangchak Petroleumの再生可能エネルギーに特化した子会社であるBCPG Public Company Limitedの実質的100%子会社で、日本および北東アジア地域における太陽光を主とする再生可能エネルギー発電事業の開発・建設・操業を行っている。
今回のプレスリリースにおいて、BCPGジャパンの代表取締役社長である栗山根年氏が説明している通り、同社は、2010年の会社設立以来、一貫してメガソーラー発電所を中心に再生可能エネルギー発電所の開発・建設・操業に注力してきた。
現在までに、鹿児島県垂水市で9.7メガワット、熊本県阿蘇郡で1.2メガワット、宮崎県小林市で1.1メガワット、鹿児島県湧水町で0.9メガワットと、九州地域において合計約13メガワットの太陽光発電所を操業している。
今回のAKITA NIKAHO発電所は、初の東北地域における発電所であり、これまでで最大の規模となる。
また、岡山県勝田郡にて14メガワットの発電所が建設中であり、この他、福島県矢吹町にて26メガワット、長野県駒ヶ根市にて32メガワットの発電所の建設を計画している。
同社は、今後も、太陽光発電所だけでなく、あらゆる再生可能エネルギー事業の開発・建設・操業を進め、更なるクリーンエネルギーの導入に貢献してゆく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

BCPGジャパン株式会社
http://www.bcpg.jp